あまり自分のことを深く知らなくても大丈夫と思っている人の特徴
- 自己分析、つまり自分を知ることの重要性について
- どんな人が多いのか?
- まずは何からすべきなのか?
1、自己分析、つまり自分を知ることの重要性について
「3人に1人」
これって何の割合だか知っていますか?
「3人に1人」、実は大卒新入社員の平均の離職率と言われています。
主な理由として、以下のものがあげられるそうです。
思っていた仕事と違った。やりがいがなかった。
給料が低かった。
会社の環境にならなかった。
職場の人間関係が辛い。
グラフを見てもわかる通り、この離職率ってゆとり世代だから特徴的な現象とかでは全くないんですね。ある一定の割合の層は、自分のことを深く知らないし、その結果なんとなく仕事が合わないなと辞めていく。一度辞めて新しく仕事を始めようと思っても自分思っていたこととのギャップにまた戸惑うことになる。
よく管理職クラスの方とお話をさせていただくと、「一度仕事をネガティブな原因からやめたやつはなかなか『転職地獄』から抜け出せない」ということを聞きます。実際にはやはりその「ある一定層」の方々がはまっていっているのであろうと思います。
2、どんな人が多いのか?
私が話してきた中で自分のことをよく知らなくても大丈夫と思っている方は、
①1つの事だけに熱中してきた人。
②何もしなくても「旧帝大」だから大丈夫であろうとブランドに頼っている人。
③「後でやる癖」がある人。
④「安定」を求めている人。
⑤今まで他人に「自分のこと」を話したことが少ない人。
⑥「他人からの評価・名誉」を欲して生きてきた人。
以上の人たちが、面談などをしていく中で「自分のことをよくわかってないな」その結果から対して話を聞いても「魅力的じゃないな、つまらないな」といった印象を抱きます。どんなに就活的に「ウケるでしょ」的な話をされても全く「魅力」を感じないのです。不思議ですよね?私も不思議でしょうがないのですが、どうやら本当に自分のことを知っていて、かつ受け入れている人だと「声、話し方、表情」などに自然と出てくるようです。
表面的な「面接対策・GD対策・ES対策」などをどんだけ行ってもあまり意味がない。「こっちの方が内定も多くもらえて効率的でしょ!」と思っているかもしれませんが、どんだけ自分に合わない「不要な」内定を多くもらったとしても、結局行かないし、行ったとしても自分に合っておらず、どんどん同期に抜かされていくだけでつまらない将来しか見えません。
「ぱっと」一見遠回りに見えるのが「自己分析」かもしれませんが、実は「一番の近道」だと私は思っています。
3、まずは何からすべきなのか?
自己分析をしたい、じゃ、何からスタートすればいいのか?
自己分析をする方法は山ほどありますが、大きく分けると
①「自分」で自分を客観的に見る施策
②自分のことをよく知っている「他人」に分析してもらう施策
に分けることができると思います。
ただ、その分析する人も、「何が大事な要素」で「なぜ大事なのか」を知っている必要があります。そうでないと、いうなれば、原石はあるけど、磨き方がわからずに「宝石」にできないただの「石ころ」にしかならないからです。
じゃ、誰に話せばいいのか?
それはもう、何回も「相手の価値観」を探る面談をしてきた人です。
自分の経験からアドバイスをするのではなく、相手の経験から情報を引き出し、どの要素が大切な部分なのかを相手に「なぜ大切なのか」と共に伝えることができる人です。
そうなってくると、皆さんおおよそ想像がつく通り、ただの「難関企業から内定をもらえた先輩」でも「めっちゃ頭のいい先輩」だけでもだめなんです。
だってそれは「あなた」ではなく「自分」であるからこそ「通用」してきたものなのですから。
あなたの行動をお待ちしております。